[テレワーク] テレワークの課題(デメリット)のまとめ(全37課題)ーアンケート、書籍、論文、体験の情報を統合

 昨年、3月に突然襲ってきた「新型コロナウィルスの大流行」。

 政府は感染防止を理由に企業にテレワークを要請し、企業も応える形で急速にテレワーク化が加速しました。

 急な働き方の変化によって、現場では様々な課題(デメリット)が発生しています。

 各課題を広く知ることや各課題の原因を理解することは対策を講じる上で重要です。

 本記事では、アンケート、書籍、論文、体験の情報を統合し、各課題をまとめ、分析しました。

 本記事を読むと、テレワークの各課題を網羅的に知ることができます。また、各課題の原因や中でも重要な課題を知ることもできます

目次

参考情報

アンケート調査

NO調査者タイトル年月
1内閣府新型 コロナウイルス感染症の影響下における
生活意識・行動の変化に関する調査
2020/6
2連合テレワークに関する調査 20202020/6
3NTTデータなど緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方2020/4
4パーソル総合研究所新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査2020/6
5スタッフサービス「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査2020/6
6日本経済新聞社新型コロナ対策 テレワークに関するマネジメント層を対象とした アンケートレポート2020/5
7厚生労働省「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」資料2020/8
8リクルートマネージメントソリューションズテレワーク実態調査2020/4

論文

NO.1

タイトルテレワークを感染症対策では終わらせない
著者大久保敏弘
雑誌名NIRA オピニオンペーパー
発行年2020

NO.2

タイトルテレワーク時代のセキュリティ
著者高見澤 涼
雑誌名月刊 資本市場
発行年2020

NO.3

タイトルテレワーク制度導入と企業イノベーションに関する先行研究レビュー
著者森内 泰
雑誌名岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行年2020

NO.4

タイトル新型コロナウイルス感染症流行下でのテレワークの実態に関する調査動向
著者後藤 学ら
雑誌名INSS JOURNAL
発行年2020

NO.5

タイトル組織形態とテレワークのコミュニケーション
著者幸田 達郎
雑誌名湘南フォーラム
発行年2021

NO.6

タイトルテレワーク・自宅待機に伴う運動不足・体力低下・有所見率増高への対策
著者田中喜代次ら
雑誌名Bull. Facul. Health & Sci., Univ. of Tsukuba
発行年2021

NO.7

タイトル日本におけるテレワークの展開とその地理学的意味
著者川口太郎
雑誌名駿台史学
発行年2020

書籍

NO.1

NO.2

NO.3

(出典;Amazon

テレワークとは

 一般的に、テレワークは、日本テレワーク協会と総務省の解説で理解されます。

 テレワークは、「インターネットを使って、働く場所や時間を柔軟にした、新しい働き方」、です。

 日本テレワーク協会は、 テレワークを「情報通信技術(ICT =Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」と定義し、働く場所によって、①自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、②モバイルワーク、③施設利用型テレワーク(シェアードオフィス勤務)と分類しています(出典;論文NO.3)。

 総務省も、テレワークを、①在宅勤務、②モバイルワーク、③サテライトオフィス勤務に分類して説明しています (出典;論文NO.3) 。

 テレワークは、働く場所によって、3つのパターンに分類されています。

①自宅で働く(在宅勤務)

 在宅勤務は、自宅を就業場所とする働き方です。

  在宅勤務は、 テレワークのもっとも一般的なパターンです。

 総務省の白書によれば、テレワークをしたことがある人が38%、在宅でテレワークをしたことがある人が34%となっており、約90%のテレワーカーは自宅で仕事をしています(出典:「令和3年版情報通信白書」(総務省))。

 また、一度オフィスに出勤して、帰宅して自宅で残りの時間は自宅で働く形態も在宅勤務と言われています。

 在宅勤務の最も大きなメリットは、通勤時間の削減です。

 NTTデータ経営研究所らのアンケート調査によれば、テレワーカーを継続したい方(約50%)のおよそ80%が、「通勤時間や移動時間を削減できる」という理由で、テレワークを継続したいと回答しています(出典:アンケート調査NO.3)。

②モバイルワーク

 自宅ではなく、電車、新幹線、カフェなどで、ちょっとした空いた時間を使って、働く形態です。

 移動中や移動の合間に行うことで、時間効率が高まります。

  NTTデータ経営研究所らのアンケート調査によれば、テレワーカーのおよそ3%が、テレワークの利用場所としてカフェを利用すると回答しています(出典:アンケート調査NO.3)。

③サテライトオフィス、シェアオフィス

 自宅ではなく、企業のサテライトオフィスや一般的なコワーキングスペースで行う働き方です。

 サテライトオフィスは、一般的には、本社以外のオフィスとして、立地のよいターミナル駅近くに設置する営業職などの立ち寄りオフィスを意味します。1つの会社やグループが専用するタイプのサテライトオフィス(専用型サテライトオフィス)と複数の企業や個人がシェアして利用するサテライトオフィス(共用型サテライトオフィス)があります。

 共用型サテライトオフィスはシェアオフィスとも呼ばれます。

 シェアオフィスは、一般的には、専用室を設けるレンタルオフィスと専用室を設けないコワーキングスペースに分類されますが、共用スペースを設けるレンタルオフィスや専用室を設けるコワーキングスペースなど、両者の違いは明確でなくなってきています。

  NTTデータ経営研究所らのアンケート調査によれば、テレワーカーのおよそ18%が、テレワークの利用場所として専用型サテライトオフィスまたは共用型サテライトオフィス を利用すると回答しています(出典:アンケート調査NO.3)。

テレワーク課題のまとめ

課題のまとめ(課題1-37)

 参考資料と体験談を纏めて、計37の具体的なテレワーク課題を一覧にしました。

 課題1~16は、個人(働き手)に主因があるテレワーク課題です。

 課題17~37は、雇い主(組織)に主因がある課題です。

 通信光熱費の増加と残業時間の増加は、共に、個人と組織の両方に原因があるので、原因別に別課題としています。

 例えば、自宅にテレワークすることで、職場で働いていた時と比べ、通信光熱費は増加します。その増加分は個人と組織が共に負担したり工夫して減らす必要がありますので、それぞれの課題としています(課題10と課題34)。

課題番号課題の内容
課題1運動不足
課題2オンオフの切替えの難しさ
課題3仕事に集中できない
課題4目の疲れ
課題5腰痛・肩こりの悪化
課題6やる気がでない
課題7オンライン会議・チャットツール操作の未熟
課題8食べ過ぎ
課題9ストレス発散しにくい
課題10通信光熱費などの増加 (個人側
課題11孤独感・寂しさ
課題12Wi-Fi環境やPC環境が整ってない
課題13仕事スペースが確保しづらい
課題14残業時間の増加・未申請(個人側)
課題15成果へのプレッシャー
課題16家族との諍い
課題17社内コミュニケーションの減少
課題18ペーパーレス・ハンコレスが進まない
課題19適正な評価がなされるか不安
課題20さぼっていると思われる不安
課題21テレワーク差別
課題22組織の一体性の低下
課題23部下の進捗管理が難しい
課題24相談/依頼しにくいと思われる不安
課題25相談/依頼しにくい
課題26成長に繋がる仕事が割り振られるか不安
課題27昇進・異動希望への影響が不安
課題28テレワーク仕事の限界
課題29職場の様子が分からない
課題30セキュリティの確保
課題31VPN渋滞
課題32オンライン会議が使いにくい(タイムラグ等)
課題33オンライン 会議が活性化しない
課題34通信光熱費などの増加(組織側)
課題35業務効率の低下
課題36残業時間の増加(組織側)
課題3724時間連絡のストレス

個人に主に原因がある課題(課題1-16)

働く場所の課題

  テレワークでは、働く場所に人的・物理的な環境変化が起こります 。

 テレワークは、①在宅勤務、②モバイルワーク、③サテライトオフィス勤務に分けられます。どのタイプも、働く場所が職場ではありません。

 自宅の環境は職場の環境と大きく異なります。上司は周りにいません。逆に家族がすぐそばにいることもあります。

 サテライトオフィスには共用型もあり、企業秘密漏洩などのセキィリティ問題を発生させる場合もあります。

 このように人的な環境が職場と自宅などで大きく異なります。

 また、プリンター、コピー機、ネットワーク機器、机、椅子、照明、空気環境、周辺からの音など物理的な環境も職場と自宅などでは大きく異なります。

 新しい働く場所における人的・物理的な環境変化を和らげる課題が「働く場所の課題」です。

 次の課題が具体的な 「働く場所の課題」です。

課題番号課題の内容
課題3仕事に集中できない
課題5腰痛・肩こりの悪化
課題12Wi-Fi環境やPC環境が整ってない
課題13仕事スペースが確保しづらい
課題16家族との諍い(いさかい)

課題3 仕事に集中できない

  自宅の周辺の騒音や家族の声などで、テレワークに集中できない場合があります。

  • 子供がオンライン会議の邪魔をする
  • 赤ちゃんの育児や親の介護などで仕事が中断する
  • 近所にテレワーカーが増え、住民同士の騒音が気になる。

  このような場合には、できるだけ集中できるような環境を作っていくことが必要です。

  • 家族で話し合って、オンライン会議中は入室しない約束にする
  • 近所のコワーキングスペースを利用する
  • 遮音グッズを利用する

 具体的な対策を別の記事にまとめました。こちらも読んでみてください♪

課題5 腰痛・肩こりの悪化

 テレワークとなり、腰痛・肩こりが増えています。

ローテーブル、座椅子で仕事をしているため、姿勢が悪く腰痛が発生した(女性/26歳)

アンケート調査NO.5「 「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

このような場合には、 職場と同じタイプのデスク・椅子を購入することなどの対策が望まれます。

課題12 Wi-Fi環境やPC環境が整ってない

 自宅は元々仕事場でない方も多いので、ネット環境やPC環境が整備されていない場合もあります。

自宅にインターネット環境が整備されていないため、在宅勤務を命じてもできない社員がいる(大企業 34%、中小企業36%)

アンケート調査NO.6「 新型コロナ対策 テレワークに関するマネジメント層を対象とした アンケートレポート

 このような場合には、光回線やポケットWi-Fiなどをあらたに契約するなどの対策が 望まれます。

 具体的な対策を別の記事にまとめました。こちらも読んでみてください♪

課題13 仕事スペースが確保しづらい

  自宅は元々仕事場でなく単身の方も多いので、自宅が狭いという問題もあります。

Q4:テレワークで感じたデメリットを教えてください。

A3:作業スペースがない(16.0%)

アンケート調査NO.5「 「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

  このような場合には、 部屋を片付ける、不要な物を処分する、大きな間取りの家に引越すなどの対策が望まれます。

課題16  家族との諍い(いさかい)

Q4:テレワークで感じたデメリットを教えてください。

A3:夫婦のケンカが増えた(1.8%)

アンケート調査NO.5「 「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

 テレワークによって、自宅が職場化されます。

 自宅には家族が住んでいる場合、ビジネスが急に自宅に入り込むことで家族に戸惑いが発生してしまう場合があります。例えば、同じ時間帯に夫婦共にオンライン会議が開催されると、一方の発言が他方の会議システムのマイクから拾われてしまうなどのトラブルが生じてしまいます。

 テレワークが周りに与える影響やその対策について、家族と話し合うなどの対策が大切です。

自己管理上の課題

新しい働き方は、テレワーカーの心身に様々な影響を与えます

 在宅テレワーカーは、自宅に籠もりがちになり、広く外に出て働いていた時と比べて、運動量が減ったり、人との会話が少なくなりがちです。

 また、そばに、テレビ、ベット、冷蔵庫などが存在し、在宅テレワークでは、公私の区別を難しくさせます。

 新しいワークスタイルが個人の心身に及ぼす影響を和らげる課題が「自己管理上の課題」です。

 次の課題が具体的な 「自己管理上の課題」です。

課題番号課題の内容
課題1運動不足
課題2仕事のオンオフの難しさ
課題4目の疲れ
課題6やる気がでない
課題7オンライン会議・チャットツール操作の未熟
課題8食べ過ぎ
課題9ストレス発散しにくい
課題11孤独感・寂しさ
課題14残業時間の増加・未申請(個人側)
課題15成果へのプレッシャー

課題1  運動不足

 NTTデータ経営研究所らのアンケート調査によれば、テレワークを継続したい方のおよそ80%が、「通勤時間や移動時間を削減できる」という理由で、テレワークを継続したいと回答しています(出典:アンケート調査NO.3)。

 しかし、同じ調査において、回答者のおよそ40%が、テレワークのデメリットとして「運動不足」と回答しています。

 実際、自宅~職場までの通勤と職場内での移動では毎日400kcal消費されており、自宅内での身体活動による消費カロリー50kcalとの差は、1ヶ月あたり7,000kcalに相当すると指摘しています(出典;論文NO.6)。

 テレワークによる運動不足は明らかです。

 オンラインフィットネス・ヨガ、ダイエットなど、運動不足を解消する日々の対策が重要です。

NO.2  オンオフの切替えの難しさ

 従来は自宅と職場を分けて往復することで公私のオンオフをはっきりさせることができました。

 在宅勤務は、プライベートな空間に仕事場を設ける働き方なので、公私の切替えがあいまいになりがちです。

 内閣府のアンケート調査では、テレワークの不便な点として、「仕事と⽣活の境界が曖昧になることによる働き過ぎ」が挙げられています(出典;アンケート調査NO.1) 。

 この課題は、公私の切替えが難しいという課題です。自宅でのんびりしてさぼってしまいがちという課題ではありません。逆に「仕事し過ぎる」場合も指摘されています。

テレワークのデメリットに関する主な意見

■仕事のオンオフに関するもの

・テレビを見てしまう(女性/46歳)

・周りに誰もおらずついついスマホをいじったりしてしまう(女性/31歳)

・集中できるから休憩を忘れる(男性/59歳)

・自宅にPCがあるせいか夜遅くにメール・ビジネスチャットアプリが入った際対応してしまう(女性/31歳)

アンケート調査NO.5「「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

 日々のスケジュール化、集中できる環境づくり(音・香り・整理整頓)、適度な運動・リフレッシュ、勤務時間管理アプリなどの利用によって、 公私のオンオフをはっきりさせる工夫が望まれます。

課題4 目の疲れ

 職場によっては、紙書類を読み書きする場合もあります。

 職場は広いので、ガラス越しに遠くを見る機会もあります。

 在宅勤務では、スペースの狭さやペーパーレス方式により、PC画面を見る時間が長くなりがちです。

 在宅勤務では、目の疲れも指摘されています。

テレワーク/リモートワークの継続意向

継続したくない方が継続したくない理由

モニター画面をみる時間が長く、目が疲れる(13.5%)

アンケート調査NO.3「緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方

 例えば、20-20-20ルール(20分ごと、20秒以上、20フィート(6m)以上離れた場所を見る)などの対策が必要です。

課題6  やる気がでない

 テレワークでは、会社と個人の関係はより対等な関係になります。

 したがって、 新しい働き方の重要な心構えは、「自律」です。

 しかし、上司の目が行き届かない自宅ではついついやる気が出てこないといった課題も指摘されています。

テレワーク/リモートワークの継続意向

継続したくない方が継続したくない理由 (N=155)

やる気スイッチがなかなか入らない(14.8%)

アンケート調査NO.3「緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方

 テレワーク環境下で、必要度が高まるスキルの上位2番目に「セルフマネジメントのスキル(仕事の計画を自分で立て、進捗を管理する)」と指摘されています(出典;アンケート調査NO.8)。

 具体的な対策を別の記事にまとめました。こちらも読んでみてください♪

課題7  オンライン会議・チャットツール操作の未熟

 テレワークでは、オンラインによるコミュニケーションが中心となります。

 テレワーク経験者の約60%が、オンライン会議・チャットツール操作の未熟を課題として指摘しています。

テレワークの効用と課題

テレワーク経験者の約 6割が課題に感じていることは 、「テレワークを利用できる人と利用できない人の分断」「ツールの習熟度の違いによる足並みのばらつき」。

アンケート調査NO.8 「テレワーク実態調査

 Webinarや関連書籍などを使ってITスキルをアップデートしていく対策などが有効です。

課題8  食べ過ぎ

 自宅には、近くに冷蔵庫があり、お菓子・果物なども、手の届く範囲にあります。

 その環境が影響して、在宅勤務では、ついつい食べ過ぎてしまうという指摘もされています。

テレワーク/リモートワークの継続意向

継続したくない方が継続したくない理由 (N=155)

ついつい食べてしまう(9.0%)

アンケート調査NO.3「緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方

 実際にテレワークでの食べ過ぎによる肥満も指摘されています。

さらに、自宅では、甘い飲み物やお菓子、果物などを間食として食べる機会が増えるだろう。これらの間食(1 日150 ~ 400 kcal の増加)で0.5 ~ 1.5 kg ほど体脂肪が増えることが見込まれるので、結局、わずか1 ヵ月で2 ~ 3 kg も増量することにもなりかねない。

論文NO.6「テレワーク・自宅待機に伴う運動不足・体力低下・有所見率増高への対策

 テレワーカーは、節度ある食事と適度な運動を心がけるなどの対策が大切です。

課題9 ストレス発散しにくい

 ストレスの原因は様々ですが、テレワークによって、通勤・人間関係のストレスは軽減傾向です。逆に、24時間つながるストレス(課題37)など新しいストレスが生じています。

 ストレスの発散の1つとして、職場での雑談が有効でしたが、テレワークにより雑談が減ってストレスが蓄積される方もいるようです。

テレワーク/リモートワークの継続意向

継続したくない方が継続したくない理由 (N=155)

ストレスの発散ができない(12.3%)

アンケート調査NO.3「緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方

 同僚とオンラインランチ、近所のスポーツジムでリフレッシュ、コワーキングスペースの利用など、「人と会う」「体を動かす」対策などがストレス発散に有効です。

課題11  孤独感・寂しさ

 職場と違ってソロワークになりやすいテレワーク。

 コミュニケーション不足により、孤独感や寂しさを感じる場合もあります。

Q6:テレワークの各デメリットについて、具体的な理由をお答えください。

ちょっとした雑談や愚痴を聞いてくれる相手が横にいなくて寂しい(女性/27歳)

アンケート調査NO.5「「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

 例えば、Slackなどのチャットツールを使って同僚と雑談する、対面面談の実施などの工夫が有効です。テレワークは近所とつながる時間が増えることを利用し、地域のコミュニティに参加して友達を増やすなどの行動も有効です。

課題14  残業時間の増加・未申請(個人側)

 テレワークによって、長時間労働となってしまったという指摘がされています。

テレワーク/リモートワークの課題(N=453)

長時間労働となることが多いこと(8.8%)

アンケート調査NO.3「緊急調査:パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方

 残業時間未申請の課題も指摘されています。

残業代支払いの対象となる時間外・休日労働をしたにも関わらず申告しなかった人(248 名)に、申告しなかった理由として最もあてはまるものを聞いたところ、「申告しづらい雰囲気だから」(26.6%)と「時間管理がされていないから」(25.8%)が高く、以降、「しなくても良いと思ったから」(12.1%)、「上司に申告をするなと言われたから」(11.7%)が続きました。

アンケート調査NO.2「テレワークに関する調査 2020

 長時間労働や未申請は、テレワークの趣旨にも合わず、働き方改革関連法案の目的にも反しています。

 テレワークは、時間管理が乏しい新しい働き方だからこそ、個人としても時間管理の工夫が重要です。

課題15  成果へのプレッシャー

 テレワークでは、会社と個人の関係はより対等な関係になります。

 したがって、 新しい働き方の重要な心構えは、「自律」です。

 実際、テレワークのアンケート調査において、必要度が高まるスキルであって現状とのギャップが最も大きかったスキルが「集中力を保ち、自己を律すること」でした。必要と感じる方は66.3%、自分が出来ていると思う方は28.7%でした(出典;アンケート調査NO.8)。

 時間をかけずに生産性を高める様々な工夫が望まれます。

経済負担の課題

新しいワークスタイルは新しい金銭的負担を与えます。

 働く場所が変わったことに伴って、以前は会社が負担していた光熱費・水道代・備品代・書籍代・ネットワーク利用料・ワークスペース利用料などの一部が、テレワーカーに新たに発生する場合があります。

  新しいワークスタイルが招く新しい金銭的負担を軽減する課題が、「経済的課題です。

課題番号課題の内容
課題10通信光熱費などの増加 (個人側)

課題10  通信光熱費などの増加 (個人側)

 テレワークでは、自宅に新しい職場を作るような工夫が必要です。

 新しいデスク・椅子・マイク付きヘッドフォン・Webカメラ・光回線の契約など、テレワーカーには新しいグッズやサービスを購入するための金銭的負担が発生しやすい状況があります。

 会社の中には、テレワーク手当を出す会社もあります。個人としても、新しい経済的負担に対応するように、家計や生活スタイルを見直す、給料を上げるように取り組む、転職、副業するなどの取り組みが重要です。

組織に主に原因がある課題(課題17-37)

組織管理上の課題

 組織管理上の課題とは、コミュニケーションや電子化整備を除く、組織がテレワークに応じるための様々な課題を総称するものです。

 次の課題が具体的な 「組織管理上の課題」です。

課題番号課題の内容
課題19適正な評価がなされるか不安
課題20さぼっていると思われる不安
課題21テレワーク差別
課題22組織の一体性の低下
課題23部下の進捗管理が難しい
課題28テレワーク仕事の限界
課題30セキュリティの確保
課題31VPN渋滞
課題32オンライン会議が使いにくい(タイムラグ等)
課題33オンライン 会議が活性化しない
課題34通信光熱費などの増加(組織側)
課題35業務効率の低下
課題36残業時間の増加(組織側)
課題3724時間連絡のストレス

課題19 適正な評価がなされるか心配
課題20 さぼっていると思われる不安

 テレワークでは、上司は部下の働く姿を日々間近に見ることは出来なくなりました。

 リクルートマネージメントソリューションズのアンケート調査によれば、管理職の半分が部下はさぼっていないかと不安になっています(出典;アンケート調査NO.8)

 一方、部下の中には、上司が適正に仕事を評価してくれるか?さぼっていると思われているのではないか?と不安視している方もいます。

テレワークにおける課題

上司や同僚から仕事をさぼっていると思われていないか不安(30.2%)

上司から公平・公正に評価してもらえるか不安(31.4%)

アンケート調査NO.4「新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査

 テレワークでは、働き方のパラダイムシフトが起こっています

 長時間さぼらずに一生懸命働く働き方から、短時間で多少さぼったとしても成果を上げる働き方への変革です。

 パラダイムシフトをマネージャーが理解し、成果で評価する方式に転換すること、部下が成果を出せるようにサポートや支援をきめ細かく実施する対策などが重要です

課題21 テレワーク差別

 全ての職種がテレワークに適しているわけではありません。

 対面を必要とする職種(医療、介護、福祉、販売など)、工場での勤務が必要な職種(製造現場の作業員など)などでは、テレワークがあまり進んでいません。

在宅勤務ができない

職種の業務上、接客を生業としている為に従業員の休業体制をとりずらい。テレワークはほんの一握りの社員にしか適用できない。(東京、飲食店・宿泊、大企業)ほか製造現場、建設・建築、小売り現場、医療福祉、研究開発、コールセンターなど多数

アンケート調査NO.6「新型コロナ対策 テレワークに関するマネジメント層を対象とした アンケートレポート

 テレワーカーと職場で働く者の間で、テレワークに関する複雑な心情が形成されています。

テレワークの課題(経験者のみ、一般社員)

テレワークを利用できる人と、利用できない人がいて、不公平感が生じている(61.3%)

オフィスにいる人に業務が偏り、不公平感が生じている(54.7%)

アンケート調査NO.8 「テレワーク実態調査

  テレワーカーとそうでない者との間で、業務の負荷・待遇・評価などで、不公平感が生まれないようにする新しいマネージメントが必要です。

課題22 組織の一体性の低下

 テレワークでは、どうしてもソロワークになりがちです。

 会社に関係する物を見たり触れる機会も少なくなることから、組織への所属感も薄くなりがちです。

 結果、チームとのしての一体感の低下を招くことがあります。

テレワーク下のマネジメントの「不安」(管理職、テレワーク経験あり)

部下の間でのコミュニケーションが減り、チームビルディングができないと感じる(64.4%)

アンケート調査NO.8 「テレワーク実態調査

 テレワークは、メリットも多く、新しい働き方でもあります。

 テレワークを前提とした、新しいチームビルディングが求められます。

課題23  部下の進捗管理が難しい

 職場で仕事をしている時代は、部下の様子を毎日のようにすぐそばで見ることができました。

 部下の仕事の進捗は、その報告がなくても、気軽に尋ねて、確認することもできました。

 テレワークでは、部下ー上司のコミュニケーションは希薄になりがちです。

 その結果、部下の進捗管理が難しいという課題が指摘されています。

Q4:テレワークで感じたデメリットを教えてください。

A3:チームや同僚、部下の仕事の進捗が把握できない(16.5%)

アンケート調査NO.5「「テレワーク導入後の働き方」に関する意識調査

 離れた場所にいても、部下が上司へ自ら情報発信するマインドをつくるなどの新しいマネージメントが必要です。

課題28 テレワーク仕事の限界

  NTTデータ経営研究所らのアンケート調査によれば、テレワーカーを継続したくない方の40%が、テレワーク・リモートワークで出来る仕事には限界がると回答しています(出典:アンケート調査NO.3)。

 対面業務や生産現場仕事におけるテレワーク化の工夫・断念、テレワークに必要な機器・ネットワークの整備、ペーパーレス・ハンコレスなどの電子化など、テレワークに適した体制を整えるマネージメントが求められます。

課題30 セキュリティの確保

 テレワーカーと経営者のいずれもが心配する情報漏洩。

 情報漏洩が会社に大きな悪影響を及ぼすことがあります。

 連合が実施したアンケート調査によれば、テレワークを継続する上で課題だと思うこととしてセキュリティ対策が挙げられています(27.3%、出典;アンケート調査NO.2)

 パソコンのウィルス対策、Wi-Fi暗号化、パソコンの多重パスワード設定、セキュリティブリーチが発生した場合の対処マニュアルの作成など、十分なセキュリティ対策が望まれます。

課題31  VPN渋滞

 VPN渋滞とは、多数の社員が一斉にVPN接続することで社内システムに接続しにくくなるトラブルです。

 VPN渋滞の原因は、大勢の社員が同時にテレワークする事態を想定していないことにあります。

数千人規模の社員が,一斉に VPN 接続を行うため、インターネット接続が不安定になり、画面共有が途切れる,音声の品質が落ちるなどの弊害が出ている。(大阪、食品・医薬・化粧品、大企業)

アンケート調査NO.6「 新型コロナ対策 テレワークに関するマネジメント層を対象とした アンケートレポート

  このような場合には、 同時接続ライセンスを追加購入することなどの対策が好ましいです。

課題32 オンライン会議が使いにくい(タイムラグ等)

 オンライン会議では、画像や音声のタイムラグが発生します。

 タイムラグは集中力を低下させ、1秒のずれで人は話を聞き入れたくなくなると言われています。

 オンライン会議では、参加者の発言の重なり、発言のタイミングが見つからない、相手の表情やニュアンスが画面越しに伝わりにくいなど、対面と比べるとどうしてもコミュニケーションの質がやや低下します。

 内閣府が実施したアンケート調査によれば、テレワークにおいて不便な点として、「画⾯を通じた情報のみによるコミュニケーション不⾜やストレス」が挙げられています(出典:アンケート調査NO.1) 。

 進行役の設置や会議の目的の明確など、会議の運営の仕方を工夫する、ミュートや顔出しを減らす、直後は目を休めるなどの情報の制御やリモート疲れの軽減など様々な対策を講じていく必要があります。

課題33  オンライン 会議が活性化しない

 オンライン会議では、対面会議と比べて、不利な点が指摘されています。

・表情や声のトーンが読み取りにくい
・全体の雰囲気が分からず、発言しにくい
・画像や音声の乱れが生じる
・タイムラグがある

 オンライン会議では、非言語コミュニケーションがかなり制限されています。

 タイムラグや画像の乱れにより、参加者の意識も集中しにくいです。

 進行役(ファシリテーター)を置く、議事進行表を作る、会議の目的を明確にする、ローコンテキストで会話する、言葉を重視する、帯域を確保する(例:毎秒500k~1Mbps)などの工夫が必要となります。

課題34 通信光熱費などの増加(組織側)

 

 テレワークでは、個人は自宅に新しい職場を作るような工夫が必要です。

 新しいデスク・椅子・マイク付きヘッドフォン・Webカメラ・光回線の契約など、テレワーカーには新しいグッズやサービスを購入するための金銭的負担が発生しやすい状況があります。

 会社は、フリーアドレスの利用によるオフィスのコンパクト化を進め、固定費削減で得た利益の一部を個人へのテレワーク手当に還元するなどの組織的工夫が求められます

課題35 業務効率の低下

 テレワークは、本来、時間効率を高めるために行われる新しい働き方です。

 実際、 スタッフサービスの調査によれば、テレワークで感じたメリットとして仕事の生産性アップと回答した方は全体の約12%にもなりました(出典:アンケート調査NO.5) 。

 同じ調査において、 テレワークで感じたデメリットとしてリモートワーク・テレワークの運用が整っていなくて非効率と回答した方も同数程度でした。

 テレワークの生産性を高めるためには、ペーパーレス・ハンコレスなどの電子化、VPN渋滞の解決、セキュリティの確保など、組織によるテレワーク基盤の整備が重要です。

課題36 残業時間の増加(組織側)

 上記の通り、 テレワークによって、長時間労働となってしまった、残業未申請などの課題も指摘されています。

 2019年に施行された「働き方改革関連法」のポイントの1つは、「長時間労働を是正し、しっかりと休暇を取れるようにする」です。この改正は新しい働き方のイメージとも重なります。

 組織は、各個人の労働時間を通信機器によって記録しておく(例: 勤務時間管理アプリ)、個人に対して十分な労働時間の説明を行う、申告と記録の間の乖離に注意を払うなど、組織的な対策を講じる必要があります。

課題37 24時間連絡のストレス

 テレワークにおいては、公私のオンオフ切替えが難しくなりがちです。

 マネージャー自ら、昼夜問わず、メールなどで部下に連絡することは、部下に不適切にプレッシャーを与えることにもなりかねません。

 フランスでは、「つながらない権利」(right to disconnect)が法制化されています。

 日本の厚生労働省は、テレワークに関するガイドラインの中で、「つながらないこと」の重要性を指摘しています。

テレワークにおいて長時間労働が生じる要因として、時間外等に業務に関する指示や報告がメール等によって行われることが挙げられます。このため、役職者、上司、同僚、部下等から時間外等にメールを送付することの自粛を命ずること等が有効です。

引用)「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(厚生労働省)

  テレワークにおける新しいマネージメント法の1つとして、マネージャーは、部下にストレスを与えるような24時間連絡や休日連絡は自粛することが重要です。

コミュニケーションの課題

 テレワーク化が進むことによって、互いに顔をほとんど合わせず、各個人がソロワーク化してきて、 様々なコミュニケーションが多くの組織で希薄になってきました。

 実際、 厚生労働省主催の「これからのテレワークでの働き方に関する検討会第1回」では、テレワークの大きな弱点「コミュニケーション」の課題が多く挙げられています。

次の課題が具体的な 「コミュニケーションの課題」です。

課題番号課題の内容
課題17社内コミュニケーションの減少
課題24相談/依頼しにくいと思われる不安
課題25相談/依頼しにくい
課題26成長に繋がる仕事が割り振られるか不安
課題27昇進・異動希望への影響が不安
課題29職場の様子が分からない

課題17  社内コミュニケーションの減少

課題29 職場の様子が分からない

 テレワークでは、上司や同僚と物理的に距離を置いて、仕事をします。

 したがって、どうしても、コミュニケーション不足になり、職場の様子がだんだん分からなくなります。

  スタッフサービスの調査によれば、テレワークで感じたデメリットとて社内コミュニケーションが減ったと回答した方は全体の約50%にもなりました(出典:アンケート調査NO.5)

 ローコンテキストな会話を心がける、必要ならば電話や対面も利用する、チャットツールやオンライン会議ツールでの雑談を利用する、ランチ会などフランクな関係も作っていく、など様々なクフが必要です。

課題25  相談/依頼しにくい

課題24  相談/依頼しにくいと思われる不安

 

 テレワークでは、上司や同僚と物理的に距離を置いて、仕事をします。

 したがって、どうしても、コミュニケーション不足になります。

 パーソル研究所の調査によれば、「相談しにくいと思われていないか不安」「仕事を頼みにくいと思われていないか不安」と回答する方が約2~30%にものぼりました(出典:アンケート調査NO.4

 テレワークでは、働き方のパラダイムシフトが起こっています。

 パラダイムシフトをマネージャーが理解し、部下が成果を出せるようにサポートや支援をきめ細かく実施する対策などが重要です。また、 マネージャー には、部下がきめ細かく相談に乗れる心理的安全域を作ることも大切です。

課題26  成長に繋がる仕事が割り振られるか不安

 テレワークでは、働き方のパラダイムシフトが起こっています

 長時間さぼらずに一生懸命働く働き方から、短時間で多少さぼったとしても成果を上げる働き方への変革です。

 メンバーが、自律的な業務遂行や協働を通して、組織と歩調を合わせつつ、成果を出すような「個の独立」が求められます。したがって、マネージャーは、各メンバーが成長するような仕事を割り振る努力の必要性は以前よりも格段と高くなりました。

 それぞれ部下のテレワーカーが成長できる仕事を割り振る必要があり、テレワークの中でもそのことをしっかり部下に伝えていくコミュニケーションが求められます

課題27 昇進・異動希望への影響が不安

 テレワークでは、上司や同僚と物理的に距離を置いて、仕事をします。

 したがって、どうしても、コミュニケーション不足になります。

 パーソル研究所の調査によれば、「将来の昇進や昇格にテレワークが影響しないか不安」と回答する方が約20%にものぼりました(出典:アンケート調査NO.4)。

 このような不安がなくなるように、丁寧なコミュニケーションが求められます。

電子化の課題

 紙・判子を必要する業務がテレワークの障害となって、組織全体の生産性を下げる原因の1つとなっています。

 例えば、組織間の契約には代表者のサインが必要、経費処理に経費を使った個人と上司の捺印が必要、購買契約の実施などの社内決済にサインや判子が必要といった状態のままで、テレワークを進めた組織も多いと思います。

 次の課題が具体的な 「電子化の課題」です。

課題番号課題の内容
課題18 ペーパーレス・ハンコレスが進まない

課題18  ペーパーレス・ハンコレスが進まない 

  スタッフサービスの調査によれば、テレワークで感じたデメリットとて「プリンターやスキャナーがなく、紙の書類のやり取りができない」と回答した方は全体の約40%にもなりました(出典:アンケート調査NO.5)

 さらに、 テレワークで感じたデメリットとて 、「ハンコの苦労があった(上司の承認・決済など時間がかかる)」 と回答した方は全体の約20%でした(出典:アンケート調査NO.5) 。

 経費精算や社内決済を電子化する、社内の書類を電子化する、電子印鑑システムや電子契約の仕組みを作るなどの対策を推進していくことが重要です。

重要な課題

 テレワークには様々なメリットがあり、新しい働き方として政府も推進しています。

 一方、テレワークには多くの課題が存在しています。

 どの課題を解決することが最も重要なんだろう・・と感じた方もいると思います。

 そこで、多数のアンケート調査、論文、書籍、自らの経験に基づいて、重要な課題3つをあげて解説します。

重要課題1: ペーパーレス・ハンコレス

 テレワークを実施するためには、自宅のパソコンからリモートで会社の様々な資料などにアクセスして処理できることが必要です。

 したがって、 社内の書類を電子化すること、 経費精算や社内決済を電子化するを徹底するだけで、テレワークの基礎はできあがります。自宅の通信環境、VPN帯域の確保などの課題は、 ペーパーレス・ハンコレスと比べて平易な課題です。

 社内で電子化を推進しても、社外との関係で、どうしても電子化が行き届かないことがあります。

 例えば、会社と会社の契約について、相手方の会社が直筆の署名・捺印を必要とすることで、電子契約が直ちに進まないこともあります。

 しかし、 ひとまず、社内だけでも電子化が進めば、十分にテレワークは可能です。実体験としてもそう言えます。

重要課題2:やる気がでない

 テレワークでは、会社と個人の関係はより対等な関係になります。

 新しい働き方の重要な心構えは「自律」です。

 しかし、上司の目が行き届かない自宅ではついついやる気が出てこないといった課題も指摘されています。

 テレワーク環境下で、必要度が高まるスキルの上位2番目に「セルフマネジメントのスキル(仕事の計画を自分で立て、進捗を管理する)」と指摘されています(出典;アンケート調査NO.8)。

 マネージャーは、テレワーカーの個としての独立を促し、後方支援として独立しやすいように様々なバックアップをしていく新しいマネージメントスタイルを形成することが重要です。

重要課題3: 社内コミュニケーションの減少

 テレワークでは、どうしても、コミュニケーション不足になります。

 様々なアンケート調査でも、「コミュニケーション不足」は、最も大きな課題の1つとして認識されています。

アンケート調査内容
NO.1社内での気軽な相談・報告が困難(回答者の34.5%)
NO.2上司、同僚とのコミュニケーションが不足する (回答者の37.6%)
NO.3上司・部下・同僚とコミュニケーションがとりにくい(回答者の37.7%)
NO.5社内コミュニケーションが減った(回答者の45.3%)

 ローコンテキストな会話を心がける、必要ならば電話や対面も利用する、チャットツールやオンライン会議ツールでの雑談を利用する、ランチ会などフランクな関係も作っていく、など様々な工夫が必要です。

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