[インターネットFAX] eFAXを利用したFAXの送り方を解説

 インターネットFAXは、電話回線ではなく、インターネット回線を通じてFAXの送受信を行うことができるサービスです。代表的なインターネットFAXとして「eFAX」が知られています。

 この記事では、eFAXを利用したFAXの送り方を解説します♪

引用;インターネット ファックスの e Fax ホームページ
目次

eFAXを利用したFAXの送り方

 eFAXを利用してFAXを送る方法は大きく2種類あります。

①端末上のeFAX WebサイトまたはeFAXアプリからインターネットを経由してFAXを送信する方法

②端末上のメーラーからインターネットを経由して電子メールによりFAXを送信する方法

 FAXを送るために、利用要件①②を備えている必要があります。

利用要件①(端末・インターネット)

 eFAXは、ファックス回線を使用せずインターネットを通じてFAXの送受信を行うシステムです。eFAXの利用に際して、複合機やFAX付電話機などのFAXを送受信するFAX機は「不要」です。

 Webブラウザ、専用のeFAXアプリ、メーラー(Outlookなど)がインストールされている「インターネットにつながる端末」さえあれば、どこにいても、eFAXを使ってFAXを送ることができます。

 ハード・ソフト上のeFAX利用要件は3つです。

 ① 端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)

 ② インターネットへの接続環境(Wi-Fiなど)

 ③ 端末上で動くWebブラウザ、アプリ、または、メーラー

利用要件②(利用申込み&本人確認)

 事前にeFAXへの利用申込み&本人確認証明を済ませておく必要があります。eFAXへの利用申込み&本人確認証明の手続きについて別記事でまとめました。こちらの記事を参考にしてみてください♪

 eFAXの利用申込み&本人確認方法については、eFAXのホームページでも案内されています。

eFAX WebサイトまたはeFAXアプリを使ったFAXの送り方

引用:インターネット ファックスの e Fax ホームページ

 FAXの送り方は①eFAX WebサイトまたはeFAXアプリを使う方法と②電子メールを使う方法の2種類があります。

 ①②のどちらの方法でもFAX送信できます

①端末上のeFAX WebサイトまたはeFAXアプリからインターネットを経由してFAXを送信する方法

②端末上のメーラーからインターネットを経由して電子メールによりFAXを送信する方法

 ここでは、①端末上のeFAX WebサイトまたはeFAXアプリからFAXを送信する方法を解説します。

eFAX WebサイトまたはeFAXアプリにログイン

eFAX Webサイトにログイン

 ① eFAXのホームページにアクセスします。

 ② ホームページ右上に位置する「ログイン」ボタンをクリックします。

引用:インターネット ファックスの e Fax ホームページ

 ③ ログイン画面が開きます。ファックス番号または電子メールアドレスとパスワードを入力します。

引用;eFAX Webアカウント ログイン画面

 IDは、ファックス番号/電子メールアドレスのいずれでもOKです。

 電子メールアドレスは、eFAXへの利用申込みを行った際に入力した電子メールアドレスです。eFAX Webサイトにログインして電子メールアドレスを更新することも可能です。

 ファックス番号は、申込み時に発行されたファックス番号です。ただし、ここでIDとして入力するファックス番号は、先頭に国番号(日本の場合は81)を付けて、ゼロを1文字除いた数字列に変換してください。

例)
申込時に発行されたファックス番号:050-1234-****
ID:81501234****(先頭に国番号を付けてゼロを1文字除いた数字列)

 eFAXのホームページにも同様の案内がされています。

FAQ よくあるご質問 | eFax(イーファックス)

④ ログインに成功すると、eFAXアカウント画面が開きます。

引用;eFAX アカウント画面

 eFAXアカウント画面では、「ファックスの表示」「ファックスの送信」「アカウントの更新」「ヘルプ」の4つのアイコンが表示されます。

eFAXアプリにログイン

① 「eFAX」アプリをタップしてログイン画面を開きます。eFAX番号とパスワードを入力後、「ログイン」をタップ。

引用;eFAX アプリ ログイン画面

eFAX番号の例)
申込時に発行されたファックス番号:050-1234-****
eFAX番号:81501234****(先頭に国番号を付けてゼロを1文字除いた数字列)

 「リメンバーミー」機能をオンにすると、次回ログイン時に、前回入力したeFAX番号がデフォルトで入力されます。

 ② ログインに成功すると、受信トレイ画面が開きます。

引用;eFAX アプリ 受信トレイ画面

ログイン方法については別記事にもまとめています。こちらもご参考ください♪

eFAX WebサイトまたはeFAXアプリからFAX送信

eFAX WebサイトからFAX送信

 ① アカウント画面「ファックスの送信」ボタンをクリックします

 ② ファックスの送信画面が開きます。適宜入力して、最下部の「FAX送信ボタン」をクリックします

引用;eFAX ファックス送信画面

 ③ 名、性:送付先の名前を入力します(日本語可)。送信者はeFAX申込時に入力された利用者氏名が自動設定されます。

 ④ 会社名:送付先の組織名を入力します。

 ⑤ 国:宛先の国を選びます(国内へ送信する場合は日本)。

 ⑥ FAX番号:国番号に続けてFAX番号を入れます。国番号は選んだ国によって自動入力されます。

例)国内 03-1234-****へFAXする場合→8131234****と入力

 ⑦ 追加ボタン:FAX番号入力を終えたら追加ボタンをクリックします。

複数のFAXに一斉送信したい場合:①~⑤を繰り返します(最大25件まで)

 ⑧ FAX送付状:送付状を添える場合、「表紙を含める」をチェック、件名とメッセージを入力します。

 FAX送付状の添え方や省き方などについて別記事でまとめました。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください♪

 ⑨ FAX対象の添付:FAX送信するファイルを選んで「Choose Files」をクリックします。

添付ファイルのサイズ:最大5件、合計容量1Mバイトまで

添付ファイルのフォーマット:pdf、ワード、エクセルなど。詳細はeFAXのホームページを参考ください。

 ⑩ FAX送信:画面最下部「FAX送信」ボタンをクリックします

eFAXアプリからFAX送信

 ① 受信トレイ画面の右下部のマークをタップします。

引用;eFAXアプリ 受信トレイ画面

 ② ファックス送信画面が開きます。適宜入力して、最上部の「送信」をタップします。

引用;eFAX アプリ ログイン画面

 

①FAX番号左の欄に国番号、右の欄にFAX番号を入力
(例:国内 03-1234-****→左欄 81、右欄 31234****)
②送付状(表紙)送付状付ける→オン、送付状付けない→オフ
③宛先氏名送付状に記載される「送付先」
(送付状に記載される「送信者」は利用者氏名が自動設定)
④宛先組織送付状に記載される「会社名」
⑤件名送付状に記載される「件名」
⑥メッセージ送付状に記載される「メッセージ」
⑦添付ファイルFAX送付対象となる電子ファイル(テキスト、写真など)
⑧送信①~⑦入力後に「送信」をタップ

 FAX送付状を付けると、表紙に以下の電子ファイルが添付されてファックスされます。

引用;eFAX アプリ 送信トレイ画面

電子メールによるFAXの送り方

  FAXの送り方は①eFAX Webサイトを使う方法と②電子メールを使う方法の2種類があります。

 ①②のどちらでの方法でもFAX送信できます

①端末上のeFAX Webサイトからインターネットを経由してFAXを送信する方法

②端末上のメーラーからインターネットを経由して電子メールでFAXを送信する方法

 ここでは、②端末上のメーラーから電子メールでFAXを送信する方法を解説します。

利用できる電子メールアドレス

 FAX送信に利用できる電子メールアドレスは特定のアドレスのみとなっています。

 次の①または②の場合には、“申込み時に入力した電子メールアドレス”が利用可能です。

① eFAX Webサイトに一度もログインしたことがない

② eFAX Webサイトにログインしたが、アカウントの更新を行っていない

 “申込み時に入力した電子メールアドレス”とは、申込み画面「3.お客様情報をご入力ください」「Eメールアドレス(半角)」欄で、申込みの時に入力した電子メールアドレスです。

引用;eFAX申込み画面

 eFAX Webサイトでアカウント更新を行った場合には、eFAX Webサイトにログインし、“送信電子メール アドレス欄に記載の電子メールアドレス”を確認して利用します。

引用;eFAX アカウント画面

 上の画像はログイン時の画面です。画面の左下「アカウントの更新」をクリックし、「環境設定」タブをクリックすると、“送信電子メール アドレス欄に記載の電子メールアドレス”を確認できます。

電子メールでFAX送信

 ① 利用できる電子メールアドレスを使用するメーラー(Outlookなど)を開きます。

 ② 新規メール画面を立ち上げます。

 ー宛先欄:「国番号 FAX番号@efaxsend.com」と入力

例)国内の03-1234-****へFAXする場合→8131234****@efaxsend.comと入力

 ー件名欄:自由記入(FAX送付状「件名」に転記されます)

 ーメール本文欄:自由記入(FAX送付状「メッセージ」に転記されます)

 FAX送付状の添え方や省き方などについて別記事でまとめました。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください♪

 ③ FAXで送りたいファイルをメールに添付します。

添付ファイルのサイズ:最大5件、合計容量1Mバイトまで

添付ファイルのフォーマット:pdf、ワード、エクセルなど。詳細はeFAXのホームページを参考ください。

 ④ 宛先、件名、メール本文、添付ファイルを確認して、新規メールを送信します。

以上で、電子メールによるFAX送信は完了です。

国外へのFAXの送り方

 eFAXは、国内・国外どちらにも、FAX送信できます。

 難しい設定は必要ありません。FAXの宛先を国外の番号にして送信するだけです。

 FAXの宛先の表記は、FAX送信方法によって、異なります。

① eFAX Webサイトで国外送信:FAXの宛先「国番号 FAX番号」

② 電子メールで国外送信:FAXの宛先「国番号 FAX番号@efaxsend.com」

国外FAXの宛先例

例1)イギリスにFAX送信したい。FAX番号は 020 1111 2222。FAX宛先は?

 FAX宛先は、「442011112222」(eFAX Webサイトを使用するときの宛先)または「442011112222@efaxsend.com」(電子メールを使用するときの宛先)です。

・イギリスの国番号:44
・国番号 FAX番号:442011112222(「020」の先頭「0」を除いて41とFAX番号を結合;イタリアの場合は「0」を除かなくてよい)
・eFAX Webサイトを使用するときの宛先:442011112222
・電子メールを使用するときの宛先:442011112222@efaxsend.com

eFAX Webサイト使用時の国外FAX宛先入力法

 eFAX Webサイトを使用するとき、ファックスの送信画面において、送りたい国を「イギリス」にします。「イギリス」を選択するとFAX宛先の欄に自動的に「44」(イギリス国番号)が表示されます。FAX宛先の欄「44」に続けて、「442011112222」とFAX番号を入力します。

電子メール利用時の国外FAX宛先入力法

例2)米国にFAX送信したい。FAX番号は「323 555 1234」。FAX宛先は?

 FAX宛先は、「13235551234」(eFAX Webサイトを使用するときの宛先)または「13235551234@efaxsend.com」(電子メールを使用するときの宛先)です。

・アメリカの国番号:1
・国番号 FAX番号:13235551234先頭「0」じゃないので、41とFAX番号をそのまま結合
・eFAX Webサイトを使用するときの宛先:13235551234
・電子メールを使用するときの宛先:13235551234@efaxsend.com

各国の国番号はeFAXのホームページに掲載されています。以下のボタンから各国の国番号を見ることができます。

FAX送信時間

 実際にeFAXを使ってFAX送信するとどのくらい時間がかかるんでしょうか。

eFAXの案内

 eFAXはホームページで、FAX送信時間は15分以内と案内しています。

送信にかかる時間はどのくらいですか?

ほとんどの場合は、送信されたFaxがサーバーに届いた後、受信となるまで最大でも15分程度で完了します。

FAQ よくあるご質問 | eFax(イーファックス)

FAX送信時間を実際に計測(1枚を送信)

 1枚FAXしたとき(表紙を付けて計2枚)のFAX送信を計ってみました♪

FAX送信時間は3分程度(1枚)でした。

項目
宛先国内の自宅FAX機
送信ファイル数2枚
送信ファイルの構成資料:1枚
FAX送付状:1枚
送信ファイル容量97KB
FAX送付状あり
FAX送信時間3分6秒

FAX送信時間を実際に計測(Webサイトと電子メールの対比)

 eFAX Webサイトを利用した場合と電子メールを利用した場合で、いずれの場合も、eFAXによるFAX送信時間は3分程度でした。eFAX Webサイトと電子メールで、大きな違いはありません

項目eFAXWebサイト電子メール
宛先国内の自宅FAX機国内の自宅FAX機
送信ファイル数2枚2枚
送信ファイルの構成資料:1枚
FAX送付状:1枚
資料:1枚
FAX送付状:1枚
送信ファイル容量97KB97KB
FAX送付状ありあり
FAX送信にかかった時間3分6秒3分13秒

FAX送信時間を実際に計測(5枚を送信)

 5枚FAXしたとき(表紙を付けて計6枚)のFAX送信を計ってみました♪

FAX送信時間は12分程度(5枚)でした。

項目1枚5枚
宛先国内の自宅FAX機国内の自宅FAX機
送信ファイル数2枚6枚
送信ファイルの構成資料:1枚
FAX送付状:1枚
資料:5枚
FAX送付状:1枚
送信ファイル容量97KB485KB(97KB×5枚)
FAX送付状ありあり
FAX送信時間3分6秒12分3秒

 1枚の資料をFAX送信した場合の送信時間は約3分、同じ資料を5枚分FAX送信した場合の送信時間は約12分となりました。FAXで送る資料の枚数が増えればその分だけ送信時間は長くなる結果となりました。

 5枚は一度にFAX送信できる上限枚数です。上限枚数を送ってもeFAX案内通り、15分以内にFAX送信することができました。

FAXの送信成功を確認する方法

 FAX送信した後、本当にFAXが受信先に届いているんだろうか・・・と心配になる時もあると思います。

 FAXの送信成功を確認する2つの方法を紹介します。

メーラー(Outlookなど)で確認する

 eFAX Webサイトを利用したFAX送信と電子メールを利用したFAX送信のどちらの場合でも、FAX送信が成功すると、下の画像のように電子メールでFAX送信完了のお知らせがFAX送信完了とほぼ同時に届きます。

 メールボックスを開いてお知らせが届いているかどうか確認しましょう。

 <eFAX 送信完了通知メールの例>

引用;eFAX 送信完了通知メール

eFAXのWebアカウントで確認する

 eFAX Webサイトを利用したFAX送信と電子メールを利用したFAX送信のどちらの場合でも、FAX送信が成功すると、eFAXのWebアカウントでも送信成功を確認することができます。

 eFAX Webサイトにログインしてアカウント画面を開きます。

引用;eFAX アカウント画面

メッセージセンターから確認

 アカウント画面「ファックスの表示」をクリックすると、メッセージセンター画面が表示されます。メッセージセンターにはFAXの送受信が記録されています。

 メッセージセンター画面の左「フォルダ」欄「送信済み」をクリックすると、送信完了したFAXのサマリーの一覧が表示されます。「件名」「送信日時」「受取人」が表示されていますので、ここに表示されている内容をみてFAXの送信成功を確認することができます。

引用;eFAX メッセージセンター画面

アカウントの使用状況から確認

 アカウント画面の「アカウントの更新」をクリックすると、アカウントの概要画面が表示されます。アカウントの概要画面は、利用者のお客様情報・支払い情報・使用状況などを確認・更新することができる画面です。

引用: eFAX アカウントの概要画面

 アカウントの概要画面「使用状況」タブをクリックして、送信履歴の期間を入力し、「Go」ボタンをクリックすると、送信履歴が表示されます。ここに表示されている内容をみてFAXの送信成功を確認することができます。

FAX送信できない番号

 eFAXは、世界中のFAX機へインターネット経由でFAXすることができますが、特定の番号には送ることができません。

①日本国内および国外のフリーダイヤル及びナビダイヤルへの送信はできません
②050番号から市外局番(03, 06など)を用いる電話サービスへ送信できない場合があります
③一部のG4(デジタル回線)へは送信できない場合があります
④一部のひかり電話回線は、Fax信号が正しく認識されない場合があります
⑤音声ガイダンス、あるいは手動切り替えタイプのFax機へは送信できない場合があります

(出典;インターネット ファックスの e Fax ホームページ

FAX送信エラー

 ユーザーの通信環境によって、FAX送信エラーが発生したり、送信時間が長くなったりする場合があるようです。ユーザーの口コミ情報をまとめましたので、こちらもご覧ください。

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