最近、どこからでもインターネット経由でFAXを送受信できるインターネットFAXが注目されています。最大手のeFAXは世界で広く使われています。
この記事では、eFAXの便利な使い方を解説します♪

基本的な使い方(送信、受信)

利用者は、PC、スマホなどの端末で、Webブラウザ(Edgeなど)、専用のeFAXアプリ、メーラー(Outlookなど)を立ち上げて、端末上の電子ファイルをFAXとして外部に送信したり、外部からFAXを電子ファイルとして受信できます。
FAXの基本的な送受信方法については別記事をご覧ください。


便利な使い方
eFAXは、ユーザインターフェイスとして、Web、アプリ、電子メールの3種類を設けています。
ここでは、使い方の種類が豊富で代表的なインターフェイスである「Web」を用いたeFAXの便利な使い方をご紹介します。
FAXの一斉送信

同じFAX書類を一斉に最大25台(*)のFAX機にFAX送信する機能を解説します。
(*)一斉送信できる宛先の最大数についてヘルプは50件と案内しています。eFAXのファックス送信画面は最大25件と案内しています。この記事では25件を最大送信宛先数としています。
① eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
② アカウント画面の右上「ファックスの送信」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。右上の「ファックスの送信」ボックスをクリックします。

③ ファックスの送信画面からFAXを一斉送信
送付先を入力または選択して「追加ボタン」を押します。この作業を25回繰り返すことができます。

送付先の入力または選択を終えたら、eFAXファックス送信画面の最下部「Fax送信」をクリックします。
FAXの直接印刷

受信FAXを直接印刷する機能を解説します。
受信FAXを印刷する方法は3つあります。ここでは方法2の機能を説明します。
方法1 eFAX Webサイトメッセージセンター画面でFAXをダウンロードして印刷
方法2 eFAX Webサイトメッセージセンター画面でFAXを直接印刷
方法3 FAX受信メールの添付ファイル(FAX)をダウンロードして印刷
方法1、3は、FAXを印刷する前に、FAXを電子ファイルとして閲覧したり保管したりする手間が発生します。しかし、FAXは、手間なくすぐに印刷物として用意されたほうがよい場合もあります。
① eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
② アカウント画面の左上「ファックスの表示」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左上の「ファックスの表示」ボックスをクリックします。

③ メッセージセンター画面上で受信トレイを開きます
「ファックスの表示」ボックスをクリックすると、メッセージセンター画面が開きます。メッセージセンター画面の左に「受信トレイ」「ゴミ箱」「送信済み」「請求書」の各フォルダ名が表示されています。ここで、(「受信トレイ」が表示されていない場合には)「受信トレイ」をクリックします。

④ 受信トレイから受信FAXを特定
受信トレイの中から、「送信元」「件名」「日付」の内容をもとに、受信FAXを特定します。
⑤ 受信FAXを直接印刷
受信FAXを選択して、メッセージセンター画面中央部「印刷」をクリックします。

印刷をクリックすると、印刷画面が表示されますので、印刷するプリンターや用紙サイズなどを指定して、印刷します。

受信FAXのフォーマット設定

受信FAXのフォーマットを「PDF」または「TIFF」に設定する方法を解説します。
eFAXでは、FAXを電子ファイル形式で送受信することができます。サポートするフォーマットは表の通りです。
フォーマット | 送信 | 受信 |
---|---|---|
○ | ○ | |
ワード | ○ | × |
エクセル | ○ | × |
パワーポイント | ○ | × |
GIF | ○ | × |
JPEG | ○ | × |
TIFF | ○ | ○ |
PNG | ○ | × |
eFAXのホームページでは、受信FAXのフォーマットは「PDF」と案内されています。実際、eFAXの画面上では、受信FAXフォーマットを「PDF」「TIFF」から選ぶことができます。
TIFFは、画像を圧縮しないことから画質が高く汎用性も高いフォーマットです。PDFではなく、TIFFフォーマットでFAXを受信したい方にとって、受信FAXのフォーマット選択機能は便利です。
受信FAXのフォーマットはアカウントの更新画面で設定します。
1. eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
2. アカウント画面の左下「アカウントの更新」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左下の「アカウントの更新」ボックスをクリックします。

3. 「環境設定」タブ、「受信ファックスオプション」編集、を続けてクリックします

4. ファイル形式を「TIF」に設定し、更新ボタンをクリックします。

5. <重要> ここで一回ログアウトして、再ログインしてください。
1~4の手順で受信FAXのフォーマットをTIFに変更した後に、ログアウトせずにFAXを受信した場合、受信FAXが変更前のPDFフォーマットのままでした。再ログインすることで、受信FAXの新しいフォーマットが有効になり、受信FAXのフォーマットが変更後のTIFとなりました。
以上で、受信FAXのフォーマットの設定は終わりです。
フォーマット変更によって、受信FAXのサイズは大きく変化しませんでした。
項目 | TIF | |
---|---|---|
宛先 | eFAXのFAX番号 | eFAXのFAX番号 |
受信ファイル数 | 1枚 | 1枚 |
受信ファイルの構成 | 資料:1枚(表紙なし) | 資料:1枚(表紙なし) |
受信ファイルのフォーマット | TIF | |
受信ファイルのサイズ | 152kバイト | 164kバイト |
連絡先リスト(アドレス帳)機能

eFAXでは、FAX送信先の連絡先をアドレス帳に登録しておくことで、アドレス帳を呼び出して、アドレス帳の中からFAX送信先を選んで送信する機能があります。アドレス帳の登録&利用の方法を解説します。
登録方法
① eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
② アカウント画面の左上「ファックスの表示」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左上の「ファックスの表示」ボックスをクリックします。

③ メッセージセンター画面の「連絡先」タブをクリック

④ メッセージセンター画面の「追加」をクリック

⑤ 連絡先を入力(最後にSAVEをクリック)

性、名、会社名、電子メールアドレス、ファックス番号、国を入力します。ファックス番号は、国番号+市外局番+電話番号です。
例)国内(81)の03–1234–5678を「ファックス番号」に入力する場合、81312345678、と市外局番の「0」とハイフン「ー」を除いて先頭に81をつけて数字をつなげて入力します。
以上で、連絡先の登録は終わりです。
利用方法
eFAX WebサイトからFAX送信する際、連絡先リストを呼び出して、リストに記録されている連絡先から宛先を選ぶことができます。
連絡先リストを呼び出す方法は、次の通りです(ファックスの送信画面を表示させる方法は、別記事「eFAX WebサイトからFAX送信する」を参考ください)。
① ファクスの送信画面の右上「連絡先から選択」をクリック

② 連絡先リスト画面からFAXの宛先を選びます

FAXの宛先にチェックして、追加ボタンをクリックします。宛先は最大25件まで可能です。
追加ボタンをクリックすると、ファックスの送信画面に戻ります。ファックスの送信画面で、件名、メッセージ(表紙を含める場合)、添付書類を添付し、「Fax送信」ボタンをクリックすると、FAX送信が開始されます。
複数の送信用メールアドレスを利用

複数の送信用電子メールアドレスを利用する機能を解説します。
インターネットFAXでは、どこからでもインターネット経由でFAXを送受信できるツールです。
eFAXは、eFAX Webサイトと電子メールのメーラーの2つのユーザーインターフェイスを備えています。FAXを送受信する際、Webを使うこともできますし、電子メールを使うこともできます。
ただし、送信用電子メールは何でもいいというわけではなく、eFAX Webサイトに登録された最大5つの送信メールアドレスの中のどれかを使う必要があります。複数の送信メールアドレスをeFAX Webサイトに登録しておけば、それらの中から自由に電子メールアドレスを選んで送信に使えます。
複数の送信用メールアドレスを登録
① eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
② アカウント画面の左下「アカウントの更新」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左下の「アカウントの更新」ボックスをクリックします。

③ アカウントの更新画面「送信電子メールアドレス」編集をクリック
環境設定タブに切替え、送信用電子メールアドレスの右側に表示される「編集」をクリックします。

④ 複数の送信用電子メールアドレスを記入し、「更新」をクリック

更新をクリックすると、複数の送信用メールアドレス登録は完了です。
登録した送信用メールアドレスの中から選んで利用
登録した複数の送信用メールアドレスのうちどのアドレスからでも電子メールでFAX送信することができます。電子メールでFAXを送信する方法は別記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。

2つの送信用メールアドレスをeFAXに登録し、それぞれのメールアドレスからFAXを送信してみました。
登録したアドレスの一方は大手プロバイダーが提供するメールアドレス、他方はgmailでした。それぞれのメールアドレスからFAX送信した結果、FAX送信時間は同一でした。フリーのgmailからでもeFAXを使ってFAXすることができます。
項目 | 個人用のPCメールアドレス | gmail |
---|---|---|
宛先 | 国内の自宅FAX機 | 国内の自宅FAX機 |
送信ファイル数 | 2枚 | 1枚 |
送信ファイルの構成 | 資料:1枚 FAX送付状:1枚 | 資料:1枚 FAX送付状:1枚 |
資料ファイル容量 | 97KB | 97KB |
件名 | TEST | TEST2 |
メッセージ | This is test | This is test2 |
FAX送信にかかった時間 | 3分7秒 | 3分7秒 |
複数の受信用メールアドレスを利用

複数の受信用電子メールアドレスを利用する機能を解説します。
eFAXでは、FAXを受信する際、Webを使うこともできますし、電子メールを使うこともできます。受信用の電子メールアドレスは最大5つ登録できます。
FAXを一斉に複数メールアドレスに送信してほしい時には、複数の受信用メールアドレス登録機能は有効です。例えば、担当者全員が同一のFAXを受け取りたいとき、各担当者の電子メールアドレスをeFAXに登録しておくことで対応できます。
複数の受信用メールアドレスを登録
① eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
② アカウント画面の左下「アカウントの更新」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左下の「アカウントの更新」ボックスをクリックします。

③ アカウントの更新画面「受信電子メールアドレス」編集をクリック」
環境設定タブに切替え、受信用電子メールアドレスの右側に表示される「編集」をクリックします。

④ 複数の受信用電子メールアドレスを入力し、更新をクリック

更新をクリックすると、複数の受信用メールアドレス登録は完了です。
複数の受信用メールアドレスを利用
送信元がFAXを送ると、eFAXに登録しておいた複数の受信アドレス全てでFAXが受信されます。
eFAXメッセージセンター画面では、「送信元が1通のFAXを送信し、受信しました」という1件のFAX送受信記録がされるだけなのでご注意ください。

複数のFAX番号を利用
eFAXは、複数のFAX番号を利用することができます。1つのFAX番号に対して1回の利用申込みが必要です。あなたが10件のFAX番号を利用したい場合、10回の利用申込みが必要となります。利用申込みの仕方は別記事にまとめられていますので、ぜひこちらをご参考ください♪

eFAXからFAX送受信するとき、メッセージセンター画面において、申し込んで利用可能となった複数のFAX番号の中から、利用したいFAX番号を選択します。

請求明細書の電子化

請求明細書の電子化機能を解説します。
eFAXの利用中にeFAXから請求明細書が届きます。デフォルトでは、請求明細書は電子メールで送られてきます。

メッセージセンター画面でも、同一の請求明細書を確認することができます。
メッセージセンター画面の左のフォルダ欄の中で「請求書」をクリックすると、ファックスの表示画面の右に「請求書」のリストが表示されます。

請求書は、発行日、請求書番号、宛先、差出人、請求内容、支払い方法、支払い期日、請求明細、問い合わせ先が表記されています。請求書は、電子ファイル(PDFファイル)です。

請求書を電子メール以外の方法で送付してほしい場合には、アカウントの更新画面の「お支払い情報」タブをクリックし、「請求書」欄の編集をクリックすると、請求書の送付法の選択用画面(請求書をEメールで受信する、請求書をEメールで受信しない)が開くので、そこで、「請求書をEメールで受信しない」を入力して更新します。

予備的クレジットカード登録
決済用に使われるクレジットカードとは別の予備的なクレジットカードを登録しておける機能を解説します。
クレジットカードには有効期限があります。一般的には3~5年程度です。有効なクレジットカードでeFAXの料金を支払っていても時間が立てばカード期限が過ぎて無効となり、eFAXが利用できなくなることがあります。そのような場合でも、eFAXの利用が維持できるように、予備的に別のクレジットカードを登録しておくと安心です。
1. eFAX Webサイトにログイン
ログイン方法は別記事でまとめています。
2. アカウント画面の左下「アカウントの更新」をクリック
ログインするとアカウント画面が開きます。左下の「アカウントの更新」ボックスをクリックします。

3. 「お支払い情報」タブ、「予備のクレジットカード」入力、を続けてクリックします

4. 予備クレージットカード情報を入力して、「更新」をクリックして完了です。
受信FAXの転送
eFAXのメッセージセンター画面から受信FAXを電子メールを指定して転送することができます。
メッセージセンター画面の受信トレイに含まれるFAXの中から電子メールで転送したいFAXを選択状態にして、「転送」をクリックします。

転送先の電子メールアドレスを入力し、転送をクリックすると、転送作業は完了です。

申込み・解約
eFAXの申込みと解約の仕方は別の記事にまとめています。こちらをご覧ください。


問い合わせ
(解約申込みを除く)問い合わせ先
電話番号:0120-914-915(03-6758-0851)
受付日:祝祭日を除く月曜日~金曜日
受付時間:9:00~17:00
解約申込み
解約専用電話番号:03-6758-0857
受付日:祝祭日を除く月曜日~金曜日
受付時間:9:00~17:00
eFAXユーザーの口コミ・評価
実際にeFAXを使ったユーザーの口コミ・評価をまとめました。eFAXは使いやすいとう評価が多いです。ぜひこちらもご覧ください。

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